2009年5月27日水曜日

民主党は記者クラブを廃止するのか(1)

 単行本『報道されない警察とマスコミの腐敗 映画『ポチの告白』が暴いたもの』の「はじめに」で、筆者はこう書いている。

 「警察と記者クラブが悪質なのは、警察官が公務中、警察本部や警察署で開く記者会見などからも雑誌記者やフリーランスを閉め出すことである。持ちつ持たれつの関係を続けたいがため、特定の新聞社やテレビ局に税金が使われている。そもそも警察が記者会見で発表する情報も税金で集めたものだ」

 しかし、次期衆議院議員選挙で民主党が勝利し、政権を奪取すれば、記者クラブや記者会見のありようが大きく変わる可能性がある。すでに民主党の記者会見にはフリーランスも参加している。3月24日の小沢一郎代表(当時)の記者会見、5月16日の鳩山由紀夫代表の記者会見で、上杉隆氏(ジャーナリスト)が「政権交代が実現したら、記者クラブを開放したままで、総理官邸に入るのか」などと質問した。小沢氏は「どなたでも会見にはおいでくださいということを申し上げております」、鳩山氏は「私が政権を取って、官邸に入った場合、上杉さんにも、オープンでございますので、どうぞお入りをいただきたい」と答えた。その質疑応答の様子を動画で見てみよう(素材は民主党ホームページより)。



 当然といえば当然だが、新聞やテレビはこのやりとりを無視している。

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